アニメ RDG -レッドデータガール- 公式サイト

6月28日よりブルーレイ&DVDシリーズ発売開始!!

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物語はクライマックスへ!最終話アフレコ後のキャスト陣からコメント到着!(第2回)

お気に入りのキャラクターを教えてください。
早見:○○くん(烏)。憎めません。○○くん(犬)。憎めません。
内山:○○犬。黙ってお座りするだけでおかしい。 ○○犬と○○カラスを連れた深行が、ここに猿がいれば桃太郎だなと呟く場面も最高です。
米澤:なかなか1人にしぼれませんが、敢えてあげるとすれば和宮くんかな。ちょっと生意気なところがかわいいです。
石川:雪政がとても好きです。見た目が魅力的なのもそうなのですが、 何より話し方や態度に大人の余裕を感じるので憧れてしまいます。普段の態度が大人なので時々覗く子供っぽさもなんだか魅力的に見えてしまいます。
木村:再登場時の和宮は、釘宮さんの芝居もあいまって可愛いです。
福山:深行。内山君の演技もあいまってか、とても少年とは思えないような肝の据わり様かと思えば、 ウブな少年らしさを素直に出すところを見られて、とても楽しく親を演じられました(笑)。
釘宮:高柳さん。髪の毛サラッサラでいいですね、と思いました。
野島:早川。なんだかあのノリが大好きです。自分に似てるところもあるのかもしれませんね。
ブリドカット:お気に入りのキャラクターは、「宗田 真響」です。勉強も出来て運動も出来て、 人柄も良くて…と完璧な女の子!でも自身の兄弟の事になると普段他人には見せないような儚げな、 守ってあげたくなるような一面も持っていて…でも一心に大切な人を守ろうとする、その為には時折手段を選ばない危うさもあって。 とても魅力的なキャラクターだと思います。こんな女の子になれたら…ととても憧れます。
今後、クライマックスに向けての見所なども踏まえ、視聴者の方々にメッセージをお願いします。
早見:物語も佳境を迎え、これからますます見逃せない展開になっていきます。 アフレコ現場のとてつもない熱量を、画面から感じて頂けると嬉しいです。どうぞ最終回まで、お楽しみ下さい。
内山:これから泉水子と深行は試練の時を迎えます。 二人がそれを乗り越えられるのか、お楽しみにしてください。そして、奥ゆかしいことこの上ない、 二人の淡い恋愛模様(あれが恋愛といっていいのかどうかさえ怪しいが)も。あ、あと早見沙織嬢の、ほっぺたを膨らましてむすっとする泉水子の表現も最高ですのでお見逃しなく!
米澤:これから物語は、姫神の謎や学園の謎など、 まだ明かされてないことの真意に迫っていきます。見逃せない展開になっていますので是非最後までご覧ください!
石川:これからも多くの障害が泉水子達を襲います。 彼らがどうやってその障害を乗り越えてゆくのか、乗り越えた先に何があるのか。今後の展開を楽しみにしていて下さい。
木村:最後まで、不思議で温かい作品をお届けできそうです。真澄も活躍するよ!
福山:泉水子を取り巻く現状や環境に如何に彼らが進み、 決断するのか? ボーイミーツガール、ガールミーツボーイな出逢いと始まりの物語を皆様の視点で見届けて頂けますと幸いです。よろしくお願い致します!
釘宮:沢山の方に楽しんでいただけたら嬉しいです。ぜひぜひ、最後までご覧になって下さい!!
野島:泉水子の成長はもちろんですが、高柳の活躍(?)もぜひぜひ注目して欲しいです! そして画、声、音楽、すべて素敵なので、じっくり楽しんで頂きたいです!
ブリドカット:泉水子と深行、真響と真夏、真澄の関係性はどうなっていくのか。 姫神と泉水子はどうなるのか。とにかく気になる部分が目白押しです。クライマックスに向けての泉水子の心の動き、 深行の心の動きは是非一話たりとも逃さず見ていっていただけたらと思います。そして、生徒会執行部も色々な人が活躍していきますので、 仄香含め、生徒会のメンバーも宜しくお願いします。とても綺麗で心に響く作品です。「RDG」、最後まで応援宜しくお願い致します!
※ ○○はネタバレの都合で具体名を伏せさせていただきました。
是非本編でご確認ください!

物語はクライマックスへ!最終話アフレコ後のキャスト陣からコメント到着!


(後列左から)
岸田メル先生 / 宗田真澄役:木村良平さん / 高柳一条役:野島裕史さん
如月・ジーン・仄香役:ブリドカット セーラ 恵美さん / 和宮さとる役:釘宮理恵さん
相楽雪政役:福山潤さん / 荻原規子先生 / 琴音らんまる先生
(前列左から)
宗田真夏役:石川界人さん / 宗田真響役:米澤円さん
鈴原泉水子役:早見沙織さん / 相楽深行役:内山昂輝さん / 篠原監督

全話アフレコ終了、お疲れ様でした。今のお気持ちと、これまでのアフレコで印象に残ったことなどを教えてください。
早見沙織さん (以下、早見) 嬉しい気持ちや寂しい気持ち、などなど喜哀楽が色々とこみ上げてきます。 お話が佳境に向かうにつれ現場の空気も一層盛り上がっていったように感じました。 あっという間で、それでいて濃厚な12話でした。素敵な作品に携わらせて頂くことができて、本当に嬉しく思っています。
内山昂輝さん (以下、内山) ほかの作品ではなかなか要求されない能力が多く 必要とされたアフレコ現場だったと思います。その分、とても貴重な体験になりました。加持祈祷のシーンの収録に際しては、事前にお経の音資料をいただいて、 自分のiPodに入れて電車に乗っているときなどにぶつぶつ呟きながら練習していました。iTunesのトラック名に「お経」と入力したのは初めてです。
米澤円さん (以下、米澤) 不思議な世界観のお話で、原作の雰囲気もとても好きでしたので 毎回わくわくしながらアフレコに臨んでいました。セリフの言い回しもいい意味で今風でないというか、どこか特殊な感じがしました。加持祈祷を唱えるところは難しかったです…!
石川界人さん (以下、石川) 一つの作品の収録が終わってしまった寂しさと、 皆さんにお届けできる喜びで胸がいっぱいです。この作品を通してたくさんのことを学ばせていただき、自分自身一歩前に進めたかなと思っています。 ありがとうございました。アフレコで印象にのこったのは、 真響役の米澤円さんとの真澄を呼び出すシーンです。呼び出す加持祈祷は特に苦労しましたが、 上手く真澄を呼び出せて良かったと思います。
木村良平さん (以下、木村) 真夏真響のユニゾン祈祷。現場で苦もなくきれいに揃える素晴らしさ。
福山潤さん (以下、福山) 始まってみればあっと言う間に終わってしまった、 というのが率直な感想ですが、その早く感じる程に収録は楽しく、また、濃密な時間でありました。
釘宮理恵さん (以下、釘宮) 自分がもともと読者だった作家さんの作品に出演できて本当に光栄でした。嬉しい気持ちでいっぱいです。
野島裕史さん (以下、野島) とにかくあっという間でした! でもキャスト陣が個性豊かだったので濃い時間を過ごせた気がします。
ブリドカット セーラ 恵美さん (以下、ブリドカット) とてもあっという間だったように感じました。 神秘的で素敵なこの作品に関わることが出来て大変嬉しく思っています。アフレコで印象的だったのは、泉水子と深行の関係性です。 話数が進むにつれて、ほんわかだったり切なくなったり…。泉水子役の早見さんと深行役の内山さんお二人の掛け合いが本当に素晴らしく、 テスト時に思わずホロリとなってしまった時もありました。本当に素晴らしい現場に携わることが出来て心から有難かったです。
ご自身が演じられたキャラクターに関してお聞きします。 一番お気に入りの (あるいは印象に残った) セリフや、行動は何でしょうか? また物語がラストを迎えて、ご自身のキャラクターにかけてあげたい言葉があれば教えてください。
早見:泉水子が周りの人々に懸命に自分の考えを伝えるシーンは、 どの部分も印象的です。何か言葉をかけるというよりは、見守っていたくなるような気持ちになりました。 また、舞を舞う部分は、映像や音楽の美しさを含めてアニメーションならではの魅力があると思いました。そして、 最終話近辺は、泉水子はじめどのキャラクターも名言だらけなので、要注目です (笑) 。
内山:お化粧した泉水子に対して、口が赤いぞと面と向かって言う深行。「付き合っちゃえよ!!!」
米澤:8話で真夏と再会した時の「あとでお説教するし、ぶつかも。今は気力がわかないから、これだけ」 というセリフが一番印象に残っています。ほんとに大切に思っている人にしか言えない言葉だと思うので。 「自分を大切にして、真夏と共に元気に過ごしてほしい。 あまり頑張りすぎないでね」って言ってあげたいです。
石川:真夏が真響のために自分を犠牲にしようとしたところです。 行動自体は自己犠牲そのものが良いことではないと思うのですが、真夏の根底にある思いやりや優しさが溢れ出ていてとても心に響きました。 大切な人を大事にする心を忘れないでいて欲しいです。それは自分を犠牲にすることではなく、自分もその大切な人に入っていることを忘れないで欲しいと思います。
木村:その場の空気をまるで無視して登場できるのが楽しかったです。
福山:やはり、言うこときかない深行を、しれっとボッコボコにするあたりでしょうか (笑) 。
釘宮:飄々とした佇まいが、強く印象に残っています。彼には、「これからも諸々よろしく!!」と伝えたいです。
野島:初めは自信家と言うかただの高飛車なキャラクターなのかと思っていたのですが、 意外と天然なところがあって、なんだかんだ最終的には憎めないなぁと思いました。もっと大人になりなさいって言いたいです (笑) 。
ブリドカット:私が演じさせていただいた「如月・ジーン・仄香」は、 クールビューティな女の子で普段は男子の制服を着ている鳳城学園の生徒会長です。そんな彼女が、声を荒げる場面があります。 その一連の様子を見たときに、「こんな意外な一面もあったんだ(笑)」とちょっと可愛らしく思えました。 そんな仄香の意外な一面が見える部分が一番お気に入りです。原作を読んだ際、仄香の自分がハーフであるということに対する考えなどにとても頷ける部分があり、 同じハーフである私が演じることが出来てとても有難くそして嬉しく思っております。全く同じハーフではないかもしれないけれど、 あなたと出会ったことでたくさんの力や勇気をもらった気がします。クールビューティというのは私には全然ないから、 ちょっと憧れるな!心からありがとう、仄香!これからも玲奈と仲良しでいてね♪ そしてキャラクター名と役者名がきっとわかりにくかったよね。仄香、ごめんね!
??第二回に続く

Annabelさん&伊藤真澄さんよりメッセージ到着!

OPを担当することになっていかがですか?
一読者として楽しませて頂いた作品に、主題歌という形で関わることができて感激です。 その分、プレッシャーもありますが、原作をお好きな方やアニメではじめて「RDG」に触れる方々に 気に入って頂けるといいなあ、と思ってます。
作詞/作曲/収録にあたってのエピソードがあれば…
実は、作詞をしている最中に最終巻が発売されたので、2コーラス目は最後まで読んだ後大幅に書き直しました。OPでは流れないフルバージョンもお楽しみに。
どんなところに注目して聞いてほしいですか?
小さな世界に生きていた泉水子が、どんどんスケールの大きなお話に巻き込まれていく様子を、 壮大なストリングスや疾走感のあるバンドサウンドで表現されているので、是非そちらを! 普段、エレクトロな要素が多い私の楽曲ですが、今回は初めて全て生音で構成されているという チャレンジの一曲でもあるので、そういった部分もじっくり聞いて頂けると嬉しいです。
ファンへのメッセージをお願いします
アニメの放送は春ということで、きっと新しい環境に身を置かれる方も多いと思います。 これから変わろうとしている人や、変わりたいと願っている方の背中をそっと押すような曲になったらいいなと そんな気持ちで歌いました。「スモルワールドロップ」、是非アニメと一緒に楽しんで下さいね。

TVアニメ『RDG レッドデータガール』OPテーマ
スモルワールドロップ /Annabel

■初回限定盤 LACM-34082 税込価格\1,800
ミュージッククリップを収録したDVDを同梱
■通常盤 LACM-14082 税込価格\1,200
描き下しアニメイラストを使用した長帯仕様

■INDEX
1.スモルワールドロップ
TVアニメ『RDG レッドデータガール』OP主題歌
作詞:Annabel 作曲・編曲:myu

2.指標
作詞:Annabel 作曲・編曲:myu
3.スモルワールドロップ (Instrumental)
4.指標 (Instrumental)

Annabel「スモルワールドロップ」発売記念イベント決定!詳しくはこちら!

EDを担当することになっていかがですか?
とても素敵で、人気の高い作品でしたので、手がけさせて頂きとても嬉しく想っています。
作詞/作曲/収録にあたってのエピソードがあれば…
泉水子が外の世界に目覚めていく、明るい気持ちを表現しました。又メロディには「和」を感じるように意識して作らせて頂きました。 とても優しげな、心に残るメロディになったと思っています。ここに畑さんの素敵な歌詞が、ふわりと乗りました。
どんなところに注目して聞いてほしいですか?
春の公開に併せて、曲調も桜色の感じになっていると思います。泉水子の気持ちに寄り添いながら聴いてもらえたら、更に嬉しいです
ファンへのメッセージをお願いします
とても素敵な作品のエンディングを飾らせて頂き、光栄です!この作品共々、沢山に人に愛される曲になれたら、と願っています。 そして、大好きなAnnabelさんと同じ作品に関われた事も嬉しいです。

TVアニメ『RDG レッドデータガール』EDテーマ
予感 /伊藤真澄
税込価格\1,800 LACM-14085
2013年5月8日発売
ミュージッククリップを収録したDVD付き!

■INDEX
1.予感
TVアニメ『RDG レッドデータガール』ED主題歌
作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:伊藤真澄

2.初恋
作詞:畑 亜貴 作曲・編曲:伊藤真澄
3.予感 (Instrumental)
4.初恋 (Instrumental)

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荻原規子先生×篠原監督 対談インタビュー連載 第3回!

RDGのアニメ化を記念して、原作者の荻原規子先生と篠原監督の対談インタビューを全3回でお届けします!

??美術の美しさも印象的ですが、ロケハンにも行かれたんですよね?
篠原:先生の小説は『RDG』に限らず、舞台の描写がすごく細かくて、 建物だったら家具とか造られている質感とか温度とかそこまで丁寧に書かれているので、そういうものを再現しようと思ったら、 ロケハンに行くことは自然な流れでした。おかげで僕は、あちこちに行けて楽しかったです。
??具体的にはどんなところへ行かれたのですか?
篠原:まず、熊野は泉水子の生まれ育った場所なので行きましたし、 先生が鳳城学園の地形的な部分のモデルにされたという高校にもお邪魔して、キャンパスを見学させていただきました。 あと、戸隠にも行きましたし、日帰りだと八王子城とか高尾山にも行きました。大体ひと通りは見て回りましたね。 アニメの鳳城学園は原作でも重要な舞台なので、どう描くかでかなり作品の空気感が変わるなと思いました。 そこが非常に怖い部分ではありますが、今のところ自分自身では間違っていないなと思いながら進めています。
荻原:アニメ映像ではまだ熊野の風景しか拝見していないんですけど、 すごい山奥感が出ていますよね。ロケハンの写真では木の写真がたくさんあって、 山奥の感じを出すためにこういうところを見てきたんだなと。それが第1話にちゃんと活かされ、泉水子の家も山奥という感じが出ていましたね。
??先生も過去に熊野を訪れたことがあるそうですね。
荻原:行きました。泉水子の家のモデルにした神社は本当に山奥にあるんですよね。
篠原:普通ではなかなか行けない場所ですね。
荻原:ものすごい奥地で、地元の人からも 「神様が呼んでくれた人しか辿り着けない」って言われているんですよ。だから、ロケハンの皆さんが行けたのは、 アニメにしてもいいっていう神様のお許しじゃないかと私は思っています(笑)。
篠原:よかった~。ちゃんとお守りも買ったきましたよ(笑)。でも、すごく雰囲気のある、いい神社なんですよね。
荻原:すごくいいところですよね。 あの山の高さで、あのくらい大きな杉が生えているのも、ちょっと不思議なことらしいです。昔は今よりも土地がもっと低いところにあって、杉ごと隆起したという説もあるんですよ。
篠原:あそこの杉は樹齢も何千年というレベルじゃないかと思いますね。 ところで、先生は作品のきっかけを、旅先で得ることが多いんですか?
荻原:小説のために行って「さぁ書こう」っていう感じではなく、 いつの間にか自分の中に積み重なってきた「旅先で得てきたもの」の影響が大きいですね。自分の中で熟成してきたものというか。 だから、大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)の雰囲気も作品の中で使うまでには5年くらいかかりました。 旅先で知ったことをいろいろ調べて、つながったりまとまったりした何かが物語の“タネ”になるという感じで、行ってすぐ形になるわけではないですね。
篠原:以前拝見したインタビューでは、神仏習合(しんぶつしゅうごう)関連のものをいろいろと ご覧になって、宗教の在り方が明治以前は随分違ってたんだと知ったのが、作品のきっかけのひとつとおっしゃっていましたよね。 今回ロケハンに行った八王子神社も熊野の玉置神社も、調べたら神仏習合でした。
荻原:玉置神社は昔、修験場があったんですよ。だから本当はもっとたくさんのお堂や社、 お寺があったんですけど、今は神社しか残っていないんですよね。そう思って見ると、社務所の建物もお寺っぽいのがわかります。
篠原:とても風格がある建物でした。あと、かろうじて鐘楼が残っていたので、ここが寺だったのかとわかったくらいでしたね。
荻原:あれを見た時、今のように神仏分離が行われる前は、 寺と神社が一緒にあることは当たり前だったんだなと感じますね。熊野地方は、そういうものがたくさん残っているんですよ。 那智の滝のご神体と青岸渡寺(せいがんとじ)とが、同じ那智山にあって一緒にお参りできるというところですからね。 熊野へ初めて行った時、そういうことをものすごく実感して、修験道について調べ始めたんです。
??それは『RDG』を執筆される前ですか?
荻原:前の作品を書き終えた後に、初めて熊野に行きました。 前の作品の最後の舞台がイザナミの墓と言われる花窟(はなのいわや)神社だったので、やっぱり見ておかなきゃと思って一人で行った時に、 いろいろと感じたんです。同じ年の冬に友人5人くらいでレンタカーを借りて熊野から吉野まで抜けた時、大峯修験の総本山になっている 金峯山寺(きんぷせんじ)で本尊の秘仏がご開帳されていて、そこで「蔵王権現」像も見ました。すごい迫力でしたよ。 とても大きくて、どこの博物館にも持ち出せない像なので、本当に秘仏なんですよね。
??そういった体験の積み重ねが、作品に活かされるという感じなんですね。
荻原:あとからいろいろまとまってくる感じですね。 あっちに漂っているものや、こっちに漂っているものがまとまって、形になってくるような……和宮のように(笑)。
篠原:今、お話を伺っていて、わかるような気がしました。素材としてはバラバラなんだけど、それがある時、ひとつの作品になるという。
荻原:作品の要素って、バラバラにあるものなんですよね。 それとは別に「今度は学園モノが書きたいな」という気持ちもどこかにあったんです。 でも今は学園モノって山ほどあるので、私なりにユニークな学園を造るとしたら、どう造るだろうと。そういう発想もまとまってきた要素のひとつですね。
??そもそも荻原先生が作品創りに於いて、大切にされていることはなんですか?
荻原:私は自分が「こういう本が読みたいんだ」と思えるものしか書けないんですよ。 その気持ちに忠実なものしか書きたくないというか。意図的にファンタジーを書こうと思っているわけでもなく、 そういう作品がたまたま“ファンタジー”と呼ばれるものだったという感じです。心がどこか遠くへ飛べるもの。 目の前にあるものの奥に隠れた世界がある。そういう気持ちにさせてくれるものが、私にとっての読みたい本なんだろうなと。 実はいまだに自分が“小説”を書いているという気分がしなくて、“物語”を書いているという感覚なんです。 物語というのは「大昔にみんなに語り聞かせていたもの」で、ファンタジー自体その傾向が強いんですよね。 古い物語と同じ基礎を持っている人間ドラマが多いので、そこが私の興味をひく部分なんだと思います。
??監督はそんな荻原先生が書かれた『RDG』の原作を最初に読まれた時、どういった点に魅力を感じましたか?
篠原:キャラクターの細やかな心情ですね。自分に自信を持っていない二人が出会って、 ちょっとずつ距離を縮めて、最後は共に一歩を踏み出す。もちろんそれだけの作品ではないんですが、言葉にするのは難しいですね。 僕は『RDG』を5巻まで読んだ時、これを大人と子供の物語として捉えると、大人がいろいろ決めちゃったことを子供が突破する話という 見方もできるかなと思ったんです。それを先生とお会いした時に伝えたら、
先生は「子供たちの未来を創るために、大人たちが全力で支えている物語」と考えていらして。 その辺は6巻まで読むと顕著になるんですが、自分の読みはまだまだだったなぁと(笑)。でも、そういう意味では、 時代性も反映している作品ですよね。今は大人たちが自分のことしか考えなくなっていると感じる時代からこそ、面白く感じるんだと思いました。
??原作もアニメも含めて、『RDG』のどういった点に注目していただきたいと思われます
荻原:私としては、とにかく楽しんでもらえたらそれでいいですね。『RDG』は大きな枠をもつ舞台ですが、 小さな女の子の小さな一歩や変化が書きたかったので、そういう部分に付き合って、観ていただけると嬉しいなと思いますね。
篠原:アニメのサブタイトルを「はじめての~」にしたのは、あながち間違っていなかったっていうことですね。
荻原:私もそこはタイトルを見て、再発見したところです。 これは全部、泉水子の「はじめて」の物語だったんだなと改めて思いました。泉水子ちゃんは痛快なところがないので(笑)、 はじめはじれったいと思われるかもしれませんけど、渦中に置かれた女の子は、それをどう感じるのかっていうところに注目していただきたいですね。 アニメはキャラクターも背景もすごく綺麗なので、そこで“和”の良さも感じていただけたらいいなと思います。
??最後に、監督がアニメ『RDG』で目指している方向性とは?
篠原:僕としては、この作品では泉水子と深行の関係性も大切なポイントだと思っているので、 二人がこれから手をつないで歩んでいけるかっていうのが、ひとつの着地点じゃないかなと思っています。だから、泉水子と深行の物語を観ながら、 二人の未来がなんとなく想像できるような作品になってくれればいいですね。
??ありがとうございました。

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荻原規子先生×篠原監督 対談インタビュー連載 第2回!

RDGのアニメ化を記念して、原作者の荻原規子先生と篠原監督の対談インタビューを全3回でお届けします!

??監督は泉水子のどういうところに主人公としての魅力を感じますか?
篠原監督:これだけ引っ込み思案だとアニメの主人公としてもかなり異色で、 そこが逆に面白いですよね。泉水子をあそこまで引っ込み思案にしたのは何か理由があるんでしょうか? 先生の他の作品のヒロインたちは、 自分の人生をグイグイ切り開いていくタイプが多いですよね。泉水子は彼女たちと比べて年齢もあまり変わらないし、 ああいうキャラクター像で書こうと思った理由があれば、お伺いしたいのですが…。
荻原:彼女は“隠された女神”を体現する女の子として周囲に守られているわけですけど、 そうされた女の子の身になってみれば、苦労するなと思ったんです。自分では何もしないから自信なんか持てないし、 外にいると怖いものがいると自分でも知っているし周りの人もそう思っているのが伝わってくるから、外向きの子にはなれないですよね。 だから引っ込み思案になってしまったけど、年頃になれば外へ出て行きたいという葛藤が始まる。その辺の「変わりたい」 と思っている女の子の気持ちを細かく書きたいなと思ったのが、ああいうキャラクターにした動機です。何事も初めてという子は、 ひとつのことに対して、すごく新鮮な感動を持つんじゃないかなと。
篠原監督:じゃあ、そこに合うキャラクターはどんな子だろうと掘り下げていった結果、 自然に生まれたのが泉水子なんですね。
荻原:そうですね。お話が先というより、泉水子がどういう子かということがすごく大事で、 そこが固まらないと書き出しが始まらないので。あと、引っ込み思案という言い方をすると聞こえはいいんですけど、 実は人間嫌いなところもあって、人が怖いんですね。そういう子が外へ出るためには何か衝撃みたいなものが必要で、深行はその衝撃を体現する人物というイメージです。
??アニメでは泉水子と深行のドラマはどう描かれますか?
篠原:そこは原作の一番おいしいところでもありますので、 基本的には原作を崩さずにやりたいなと思っています。ただ、アニメを作りながらハッキリしてきたんですが、 深行は自分に能力がないことをコンプレックスとして持っているじゃないですか。特に高柳や宗田姉弟に対して。 アニメではどうしても大きな事件を描くことが中心になっていくので、それで展開していくと、深行ってキャラが立たなくなってしまうんですね。 ヘナチョコになっちゃうというか(笑)。原作では事件の合間に泉水子をフォローしているシーンがたくさんあって、 そちらだと賢くて頼りになるというイメージがあるにも関わらず、アニメでは「ダメじゃん、深行!」という印象になってしまうという…。
荻原:要所要所ではヘタレですからね(笑)。
篠原:そうなんですよね。これは不味いなと。 どうやって深行を泉水子にとって頼りになる存在にするかを、毎回苦心しながら、スタッフにも叩かれながら作っています。 でも逆に、一見万能に見える深行もいろいろ悩みを抱えていて、それを自分の中で消化しきれず、泉水子のこともしっかり守ってあげられない。 それはそれで人間的な魅力が出るのかなと思いながら、進めてはいます。原作では、二人が“手をつなぐ”ということが印象的で大きな意味があるような気がするのですが?
荻原:そうですか?(笑)
篠原:えぇ~……(笑)。たぶん泉水子が深行を好きになったきっかけだと思うんですけど、初めて手をつなぐシーンがありますよね。
荻原:初めて泉水子の視野に深行がちゃんと入ったというか、気持ちを実感したのは、確かに修学旅行で手をつなぐシーンですね。
篠原:最初に先生にキャラクターについて伺った時、深行の手について「男っぽい大きな手」 とおっしゃっていたのが印象に残っていて、手に対するこだわりがすごくあるように感じたんです。
荻原:特に手を意識していたわけじゃないんですけど、泉水子という女の子は、 あまり人に触っていないような気がして。両親が傍にいないって、そういうことですよね。人に触っていないから人が怖くて、 そういう時に初めて手を握ったのが深行だったから、深行が特別だと決まっちゃったのかなと。
篠原:刷り込みですか!?(笑)
荻原:もちろん深行は他の女の子の手も握っていると思うんですけど…(笑)。
篠原:いやいやいや、それは泉水子がヤキモチを焼きますよ。 深行もすごくヤキモチ焼きで、10代特有の独占欲が出ていて、むしろ可愛いなぁと思いますけど。
荻原:原作の序盤では、手をつなぐくらいしか二人のイベントがなかったですからね。 私としては、そこから段々と認識が変わっていくところが描きたかったなと。あとは帽子のシーン。深行が自分のために帽子を買ってくれるっていうのは、 泉水子にとって大きかったんですよ。彼女の世界観が変わるくらいの変化があったと言えますね。
??和宮というキャラクターも不思議な印象がありますね。
荻原:和宮くんは急に生まれたキャラです。最初のうちは泉水子がちょっと気にかけているクラスメイト… くらいの設定だったんです。それが実は…というのは、あとから出てきた設定で、書いている私もビックリしたんですけど(笑)。
篠原:ええ~っ!? ちょっと、先生……(笑)。
荻原:修学旅行のあとの展開でどうしようと思った時、最終的にそういう設定にしたら、 その後もずーっと関わっていく存在になりました。あの姿になるのは、いきなりでしたけどね(笑)。
篠原:後半の和宮は中学生の和宮とかなり性格が変わっているので、そこがすごく面白いですね。
??アニメでは和宮のキャストが釘宮理恵さんというところも意外性がありますね。
篠原:すごく真面目な少年と、豹変した姿とを両方演じていただける方にお願いしたかったんです。 あと、後半の姿になった時、ハッキリとした男っぽい声じゃない方が絶対にいいだろうなと。
??鳳城学園で出会う真響たちも泉水子と関わる重要な存在ですが、彼らはどういう経緯で生まれたんですか?
荻原:深行の次に泉水子に深く関わってくる子として、 双子だとよくありそうだから3つ子がいいんじゃないかと思ったんです。3人目は実は…って感じなんですけど、 それは早い段階から決めていましたね。実は私は、この作品を鳳城学園から始めたかったんですよ。 でも、それでは泉水子と深行の関係が描ききれないので、中学生での騒動をひとつ入れないと難しいなと。 だから、もし1巻で本が売れなかったら、もう続きを書かせてもらえないかも…という覚悟はしていました。大事なキャラがまだ出てこないうちに終わっちゃうかもと。
?? そういった感じで、泉水子や深行以外で思い入れのあるキャラというのは他にもいますか?
荻原:最初は脇役として出てきたのに、割と引っ張って登場しているキャラというのは、 私にとって書きやすいキャラなんですよね。苦労させないでいろいろ動いてくれるキャラというのは、嬉しいですから。両国先輩とか(笑)。 高柳くんも最初はただの嫌味な子でいいと思っていたんですけど、段々と愛嬌が出てきたかなと。
篠原:ある意味、可愛いキャラになってきましたよね。 アニメでも意外な立ち方をしているキャラというと、高柳だと思うんです。アニメでは原作より、 さらに濃くなっていますけど。ちょっと噛ませ犬的な、一見敵キャラっぽいのに実は…というところが面白いなと(笑)。尊大な感じだけど愛嬌もあるし、ああいうキャラって好きですね。
?? 先生はアニメの第1話をご覧になってみて、いかがでしたか?
荻原:アニメオリジナルということにして、アニメスタッフの方々が好きなように変えることもできる中で、 本当に原作を尊重していただいたので感謝しています。原作者冥利に尽きますね。泉水子はあまりセリフをたくさんしゃべらず、 言いたいことが言えないキャラなんですけど、動きと表情でちゃんと語っているので、そこに感動しました。 私でさえ言葉で表現することに苦労したキャラなのに、気持ちがちゃんとわかるので、それってやっぱり絵の力がないと出来ないことですよね。 びくびくしていたりするところも可愛いくて、すごく良かったなぁと思いました。
篠原:第1話の感想とか聞くのが怖くて今部屋を出て行こうかと思ったんですけど…(笑)。喜んでいただけたらなら何よりです。
?? 監督としては、第1話が形になってみて手応えはいかがですか?
篠原:思った以上にうまく行っているところもあるし、思ったほど行っていないところもあるし、 そこを今後どうやって修正していこうかという感じですね。あと、演出で狙っていたこととはいえ、 泉水子がかなり地味な子…という印象は拭えないですよね。雪政が出てきた瞬間に作品の雰囲気がガラッと変わっちゃって(笑)、 これはどんな印象を持たれるんだろうと、そこが非常に楽しみなところでもあります。

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荻原規子先生×篠原監督 対談インタビュー連載 第1回!

RDGのアニメ化を記念して、原作者の荻原規子先生と篠原監督の対談インタビューを全3回でお届けします!

??『RDG レッドデータガール』(以下『RDG』)のアニメを篠原監督が手がけることになったのは、どのような経緯からですか?
篠原監督(以下、篠原):お話をいただく1年前くらい前からP.A.WORKSさんでお仕事をやらせていただき、 スタジオのビジョンや作品の質に信頼を置いていたので、そこの社長が声をかけてくださった作品ならOKするしかないかなと思いましたね。 あとからボリュームのある原作を1クールにまとめなくてはいけないとわかり、頭を悩ませましたけど(笑)。 実は家内が荻原先生のファンで、『RDG』も初版の時から薦められていたので、作品のことは知っていました。
??荻原先生はアニメ化が決まった時、どんなお気持ちでしたか?
荻原規子先生(以下、荻原):制作会社さんが決まる前の早い段階、 たぶん3巻辺りを書いた頃に担当編集者から「アニメにしたい」という話を聞いたんですけど、まだラストがどこへ向かうかわからなかったから、 すぐに話が進むとは思っていなかったんですよ。それが6巻を書き始める前に正式に決まったので、とても驚きました。アニメにしたいという話が挙がっても、 実現するのは難しいものだと思っていたので「本当?」という気持ちがありましたね。どこかできっと「やっぱりアニメはなしです」と言われるんだろうと思っていました(笑)。
篠原:最終巻の6巻を読ませていただいたんですが、 5巻が終わった時点でまだ先まで話が決まっていなかったとは思えなかったので、今日は先生がどこまで話を決めて書いていらっしゃるのかお伺いしたかったんです。
荻原:やんわりと考えているんですけど、私自身ラストまではしっかりと決めていなかったですね。 4巻に入る辺りで6巻までの大体の構想が見えてきて、それでもまだ臨機応変にというか。1冊出して、読者の反応を見ながら進めていくところもありますし。 だから6巻も延ばせる可能性を持ちながら、書いていた時の気持ちとか、いろんなことを踏まえてラストが見えてきた。そんな感じでしたね。
篠原:先生は長編の作品を数多く書かれていますが、構想的なことや体力的なことも含めて、 いつもどの辺まで考えて進められているのかなと思ったんです。担当編集の方が「あとの校正がほとんど入らない」とおっしゃっていたので、 かなり頭の中で練り込まれて書かれているんだろうなと感じていたんですが。
荻原:たぶん他の作家さんが聞いたら「それでいいの?」って思うくらい、 最初は薄ぼんやりとしたイメージしかないんですよ。私は枠の大きな話が好きで、それがファンタジーっていうジャンルになるんだと思うんですけど、 まず「枠の大きな話を書きたい」という気持ちから始めるという感じですね。長い作品が多いですけど、 逆に短い話が書けないことへのコンプレックスもずっとありました。昔の児童書の世界は、長い話だと出版社に受け取ってもらえなかったんですよ。
篠原:確かに外国の児童文学に比べ、日本の作品ではあまり見なかったですよね。
??『RDG』もその「大きな枠」から生まれたという感じですか?
荻原:そうですね。でも、どこまで盛り込めるかわからないから、 わりと出たとこ勝負で書いていくタイプで、あまり伏線とか考えないんですよ(笑)。つまり構成がそれほどしっかり出来ていなくて、出したものをあとから回収していく感じですね。
篠原:じゃあ“タネ”は本能で撒いている感じなんですか?(笑)
荻原:本能ですね(笑)。それで芽が出たところだけ、あとで摘んでいくという…。計算ではないんですよ。
篠原:アニメでそれをやると破綻します(笑)。
荻原:だから、アニメのコンマ何秒かの世界で物事を詰めていく作業って、すごいなと思うんですよ。皆さん、なんて才能なんだろうと。
篠原:才能というより、たぶん枠がないと作れない部分もあると思うんです。 どこかで線引きをして、そこに収めなくてはならないという。たとえば『RDG』の構成を作る作業でも、シナリオの分量が多かったせいもあり、 毎回2分3分オーバーしちゃうんですよ。いつも「どこをカットすればいいんだろう」「あのセリフを一言だけ削ろうと」とか、 悩みながら編集していて。でも、そうやって詰めていくことが作品にとっては、より研ぎ澄まされて良くなる場合もあるので、必ずしも悪いことではないと思うんです。
?? 監督が『RDG』のアニメ化に辺り、こだわっているのはどういった点ですか?
篠原:『RDG』は物語に厚みや深みがあるので、読み手にとっていろいろな読み方が出来る作品だと思うんです。 泉水子の成長物語だったり、深行とのロマンス的な側面だったり、学園モノや和製ファンタジーとしての面白さもある。 日本固有の文化の連なりという視点で読み解くこともできる。それらを全部入れたいんだけど、テレビシリーズという枠では難しいので、 軸にするのは泉水子という主人公であり、彼女をどう描くかということを一番大事に考えたいなと思っています。そこへ原作の深みをどうやって取り込んでいくのかが、 毎回苦心しているところです。
?? アニメについて、荻原先生からリクエストされたことなどは何かありましたか?
荻原:特にないですね。皆さんお任せできる方たちなので、 アニメ制作に詳しくない私は何も言わなくていいと思いますし。でも、キャストオーディションの時に「脇役を大事にしてください」ということだけチラッと言った気がします。
篠原:映画などでも脇役がいいと、土台がしっかりした作品になりますしね。
??そのキャスティングでは、どんなことを意識されましたか?
篠原:このキャラにはどういう声が合うかとか、 その辺をシナリオ会議の段階から自分なりにイメージを作っていき、実際にオーディションで声を聴いて、 選んでいったという感じですね。結果的にこういう顔ぶれになりましたが、ネームバリューなどを意識して決めたわけではありません。
?? キャラクターのビジュアルについては、荻原先生はどんな印象をお持ちですか?
荻原:本当に可愛いなと思います。もちろん私には私なりのイメージがありますけれど、 アニメの絵に起こす際にいろんな方向性がある中で、すごく可憐な泉水子が出来てきたので嬉しかったですね。
篠原:岸田メルさんの絵が思った以上に美少女でした。全然ダサくないじゃんと(笑)。
荻原:綺麗な子でビックリしましたね。 最初の深行の反応が違っちゃうんじゃないかと思うくらい。そうしたら、第1話の私服がとってもダサいんですよ(笑)。設定を見て笑っちゃいました。
篠原:あのシーンを担当したアニメーターも「ホントにこの服なんですか?」って言いながら描いていましたね。 ずっとあの姿なのかと思われて、視聴者が離れなければいいなと思うんですけど…。
荻原:でも表情が可愛いので、大丈夫だと思います。
篠原:ケガをした深行と泉水子が会話をする夜のシーンでは、 泉水子が“守られている”というイメージを強調したくて、半纏を着せて、スリッパもふかふかのものを履いているんです。 それが深行との対比にもつながることを意識したんですけど、ちょっとやり過ぎたかなと感じたところも…(笑)。

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アフレコインタビュー到着!


(左から)相楽雪政役:福山潤さん/鈴原泉水子役:早見沙織さん
相楽深行役:内山昂輝さん/篠原監督

この作品に初めて触れたときの印象は如何でしたか。
早見沙織さん(以下、早見)作品全体を包んでいる独特で繊細な優しい空気を「日本的」と感じました。
内山昂輝さん(以下、内山)熊野から始まる、日本を舞台にしたファンタジー要素が満載の現代劇で・・・という点に、不思議な感触を受けました。
福山潤さん(以下、福山)第一印象としてはちょっとヘンかもしれませんが、ひとことで言うと「懐かしさ」という言葉がしっくり来るかな。
篠原監督:丁寧に描かれていくキャラクターの心情に先ずは惹かれていったのですが、同時に壮大なスケールで、 先の読めないワクワクするような物語が展開していく。そのどちらにも大きな魅力がある、重層的な読み方がいくらでもできる作品という印象です。
ご自身の役どころを教えてください。
早見:泉水子は人里離れた場所に暮しているんです。 なので学校の同じクラスでも、普通に町に住んでいる女の子たちと比べて結構ズレた部分があって。 本人にはそれがコンプレックスになっている一方で、だからこその純粋さ、真っ直ぐな気持ちや優しさも併せ持っている。 「変わりたい」と願う女の子が、人々との出会いを通じて、一歩ずつ成長していく。物語の始まりでは、ちょっと引っ込み思案ですが、いろいろな面で可能性に満ちた女の子です。
内山:深行は父親の雪政に虐げられている子供です(笑)。いきなり別の中学に転入させられたり、 自分のしたいことよりも親の意向や環境に振り回されていて。そんな理不尽な状況に対して、ものすごい憤りを感じている、怒れる若者です。 ただそんな部分は、普段は上手く隠しているんです。うわべだけの社交性を身に付けていて、周りの大人たちに自分を「とっても素直な優等生」に見せる器用さがある。
福山:相楽雪政は深行の父親であり、鈴原大成や紫子と共に、ずっと泉水子を見守り続けてきた存在です。 雪政は、自分自身・・・というよりは、自分の属している組織のほうかな・・・が持っている目的に対して、とてつもなく強い信念があるんでしょうね。 実の息子に対してさえ、理不尽な態度を取り続けているくらいですから。自分の人生や家族よりも、目的や大義が優先する組織特有の、 険しい部分や覚悟を持ちながらも、周りの雰囲気と隔絶されたような明るさを併せ持つ、ちょっと掴みどころのない人物かもしれませんね。
これまでアフレコをされた手応えはいかがでしょうか?
篠原監督:オーディションでの声と演技を聞いたときから、「このキャラクターにはこのキャストさんがピッタリだな」という 印象でここにいる皆さんに出演をお願いしたわけです。2話まで収録を終えた今、その選択が正しかったことを感じています。
アニメ版『RDG レッドデータガール』の魅力を踏まえて、視聴者の皆さまにメッセージをお願いします。
早見:アニメ版では綺麗な映像、美しい音楽と一緒にドキドキのストーリーを体験することができますので、 先ずはその点を楽しみにしていてください。第1話から怒涛の展開が始まり、最後まで目の離せない作品になると思います。加えてカッコいい、 可愛い、それぞれに魅力的なキャラクターたちがたくさん登場しますので、お気に入りのキャラクターも絶対に見つかると思います。
内山:小説には小説だけが持てる面白さがありますし、アニメにもアニメならではの面白さがあるはずです。 そういった意味ではストーリー展開や表現方法の違いがどうなっているか、楽しみにしてご覧いただきたいです。また、最近のアニメにはない、 不思議な肌触りも感じていただければと思います。ご期待ください。
福山:作品のストーリーやキャラクターの魅力もさることながら、 この作品を通じて、日本の自然や伝統的な価値観のよさを見直してもらえる機会にもなるんじゃないかと思います。是非、ご覧ください。
篠原監督:鈴原泉水子は、極端に引っ込み思案で自己肯定感の弱い子なんです。そんな女の子の、 周囲の人々に支えられながらも、自分の生き方を前向きに捉えていこう、と成長していく姿をなんとかアニメとして描いていきたいと思います。スタッフ一同頑張りますので、是非ご覧ください。

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「RDG」原作者 荻原規子先生からのコメント

このたび、「RDG レッドデータガール」シリーズがアニメ作品として登場する運びとなりまして、私もドキドキしています。

泉水子や深行が、アニメとしてどんなふうに動いて、どんなふうに演技するかは、私にとっても未知の領域です。 デザイン・動画・声・音楽……
もの書きとは異なるクリエーターさんたちのお仕事は、手に汗握るほどエキサイティングです。

単行本としてのシリーズ完結前に、この企画が始動したので、原作者としてはわたわたしたのが実情でしたが、 ようやくいろいろな目処もついてきました。
これからは、オンエアまでの日々をじっくり期待しながら待ちたいです。

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